2ntブログ

ぷりみてぃぶろぐ

3Dイリュ毛の改造記事と、個人的な記録。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ポルノ規制運動についてちょっと/ジェンダーもちょっと

ポルノ規制の強い隣国で発行された<ポルノと検閲>邦訳版を読みながら、昨今のポルノ規制運動について考えてみた。
「原始、女性は太陽であった」の言で知られているように、男女間の差別をなくそうという運動がおこったのはそう昔のことではない。
よく誤解されているので<ジェンダー論>について書いておくべきと思って、一応はコミックポルノを知っている人間として、簡単に書いてみることにする。

ジェンダーとは肉体の性<SEX>ではなく、社会で規定された性を指す言葉だ。
男女の区別は、X染色体とY染色体によって、あるいは性器によってなされるので、わずかに両方を備えた人やどちらも欠けた人など中間性も存在する。
肉体の性はとても単純で、きちんとした性行為によって妊娠・出産が可能である組み合わせを男女といい、そうでないものはただヒトであり、子供や老人は男女の区別が曖昧で、見ただけで区別できないこともある。
ジェンダー、社会的な性とは何だろうか?
オジサンやオバサンが子供に言い聞かせる<男らしさ><女らしさ>がすなわちジェンダーであり、肉体の性別とちがって時代や文化によってその内容は大きく変化する。
例えば、女は成人したらお歯黒をしなければならないとか、男は成人したら月代を剃るとか、現代日本人からみるといささか滑稽に感じるこういうものだ。
ジェンダーフリーとは、女性はこうあるべき、男性はこうあるべき、といった社会通念によって捻じ曲げられてきた、抑圧された社会を変革しようという運動のことなのである。

同和問題が本質的には理解されぬままであったり(インチキな展示物を見せられてもなぁ)、道徳の時間はテキストを読んで感想を書いてオシマイ(それは逃げじゃないのかいセンセー)であったりするように、ジェンダーの問題もなかなか理解されぬものだ。
それはなぜか?
これは道徳ではなく、社会の問題だからである。
戦争はいけませんね、とか、人に優しくしましょうね、とか薄っぺらいことを言っていないで、何故その問題が起こったのか、そして未だに解決されないのは何故かを考えさせなければ。

言わせてもらえば、米国はジェンダーフリーが遅れた国のひとつである。
そもそものジェンダーにおいて、時代・文化的に男女が平等であった時代もまたあったのだが、ケダモノからヒトへと社会が変化していくことで狩猟から採集へと転換した頃、それは起こった筈である。
それはコドモが男女でなく子供であった時代から大人へと転換する時期に、可能な筈のことである。
ジェンダーとは、今社会を構築している大多数の大人であり、更に言えば支配者階級にいる多くの中年男性が思うところの理想の男女像を指すのだから、今この瞬間に子供ばかりしかいなくなればすぐジェンダーは失われることになる。
性におおらかな古代日本のほうが、キリスト教圏の戒律によって縛られた社会よりは男らしさや女らしさといった役割をそれほど求められていなかった筈である。
イマドキ男らしさとか女らしさなんていうものを現実の人間に対して論評するのは時代遅れである、と若者たちは思っているはずだ。(メリケンのマッチョ思想が支配する体育会系な社会よりも、来るべきオタク社会のほうがまだマシである)
そんなものはカワイイ、カッコイイ、イケてる、萌え~で十分なのである。

さて、ジェンダーフリーとは社会問題であり、意識の構造改革であります。
しかしながら、女性の社会進出に伴って軋轢が生じセクハラ・パワハラ問題や痴漢・痴漢冤罪、女性差別に逆差別といった男女間の争いもまた激化するのはいたしかたないのでしょう。
オジサン・オバサンの保守的な考えを変えるというのは、そのまた親の代から受け継がれてきた教育を否定することになりますから、完全なるジェンダーフリーが実現するには時代が変わるのを待つしかないのかもしれません。
この<ポルノと検閲>でも少し触れられていますが、反ジェンダーフリーの人々の中には一見男女の平等を認めているかのように見せかけて、ジェンダーフリーの論点を捻じ曲げようとする者がおります。
その内実は保守派であり右翼であります。
今こそ父性を復権すべしとかなんとか、母性の喪失によって古来の日本社会は失われたとかどうとか、勘違い甚だしいにも程がありますね。
意図的に男女の対立を煽る輩には注意が必要です。

今回は簡単に触れるのが目的なので、そろそろポルノコミック規制という最近の話題について触れてみましょう。
実写(児童)ポルノの規制については、蒐集行為そのものがポルノの供給を煽るのですから、様々な国において単純所持も禁止となっていくのは当然の流れといっていいでしょう。
特に実写ポルノについては暴力団の資金源となっている場合も多く、性風俗との関連も述べているとどうしようもない程の闇です。
国際的な人身売買や海外遠征売買春の問題は、バブル期に浮かれたオジサンたちがやらかした重大な国際問題であり、その病巣は未だ日本のダークサイドとして糾弾され続けています。
女の性とは、売買によって入手することができ、手に入らなければ暴力によって支配すればいい―といったケダモノそのものの取引が行われている現状において、ジェンダーフリーとは何なのか本当に考えてるんだろうかと思わずにいられません。(人身売買とは、もちろん性風俗に限らず、労働力として金にあかせて外国人を入国させようとする利益至上主義の企業の問題でもあります。)
間違ってはいけません。ポルノがレイプを誘発するのではなく、ケダモノがレイプをするのです。
児童ポルノについて、何故いけないのかは云わなくても分かるでしょう。そのために子供を売る親(ケダモノ)がいるのです。そう、ケダモノは何も男に限ったことではないのです。
ポルノコミックの分野で近年急成長を遂げたのは女性向けのポルノであり、いわゆるBLとか801といった分野です。(厳密にはゲイコミックではなく、男嫌いの女作家による反ジェンダーフリー作品もあるので注意)
商業よりもいつも一歩進んだ同人誌界隈では、女性作家による男女カップリングの18禁コミックも多く発行されており、今後伸びてくるジャンルではないかと思われます。
現代の日本コミック界においては<女には性欲がない>などという幻想は吹き飛んでいる、そういう意味ではジェンダーフリーがどこよりも進んでいるのかもしれません。(コミック作家は若い女性が多く、彼女たちのつくるポルノというのは独特の雰囲気があり、いつも楽しませてもらっております。)
創作の世界に於いては、男女は全く平等な地位にあり(創作そのものが評価されるのだから当然です)描き手に於いても読み手に於いても男女間の垣根はどんどんなくなっていっています。
男性向けの手法が女性向けに取り入れられ、その逆もまた然り。
ポルノコミックこそがジェンダーフリーを実現しているということに、社会学者さんはもっと注目すべきですよ。
ポルノをなくせばレイプがなくなるというのは間違った幻想ですし、抑圧が犯罪を生むのは皆さんご承知の通りです。
そして第一にポルノコミックとは創作物です。どんなに犯罪を描いていても、犯罪誘発という名目での思想の自由、表現の自由を規制してはならないのです。(誰にも迷惑を掛けなければOKということですね!)
お隣のアンダーグラウンドに潜ったコミックの例を見れば、規制強化の悪影響は明らかです。
政治運動に参画するつもりは今のところありませんが、理解の無いオジサンやオバサンが文句を言ってきたら、きちんと反論できるようになりたいものです。
  1. 2012/06/07(木) 09:33:20|
  2. 雑記
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:2

コメント

茜新社,COMIC LO編集部が・・・

一時そういう広告多く出してましたね。
私は炉系エロマンガはLOWさんとかの
ロリショタ作品以外はあまり興味ないですが、
LO編集部さんの主張には賛同してます。

なんて全然関係ないですが某チャット
(豊臣秀吉さん運営ではない所)で
とある方が・・・なので一度いらしていただくと
ありがたいです。

関係ない話失礼しました。
  1. 2012/06/19(火) 13:33:49 |
  2. URL |
  3. uv #6WWtjI8A
  4. [ 編集 ]

コメありがとうございました。
うpろだ・sweetnote掲示板で技術スレを立てようとすると人工系を隔離している現状ではイリュージョン改造の質問及び情報に不公平感が生じるのではないでしょうか。
と、思い付いたのでメモがてら書き込んでおきますです。
7月頃またご相談にあがりますので、何かいい案あればと思います。ではまた!
  1. 2012/06/22(金) 00:52:24 |
  2. URL |
  3. ガノ夕 #PV.pG2XY
  4. [ 編集 ]

<%template_post\comment>


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://ganou.blog.2nt.com/tb.php/46-3c30e4ec
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まとめtyaiました【ポルノ規制運動についてちょっと/ジェンダーもちょっと】

ポルノ規制の強い隣国で発行された<ポルノと検閲>邦訳版を読みながら、昨今のポルノ規制運動について考えてみた。「原始、女性は太陽であった」の言で知られているように、男女間...
  1. 2012/06/09(土) 09:09:45 |
  2. まとめwoネタ速neo