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ぷりみてぃぶろぐ

3Dイリュ毛の改造記事と、個人的な記録。

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バス事故の件

ハーベストのツアーバス(長距離夜行便)の大事故があったので、体験談っぽいものを書いておこうと思う。
初めて夜行バスというものに乗ったのは小学生の時分、家族で伊賀から東京・品川へ行った。
あまりの寝辛さに、自分で自分を掻き毟っていたというホラーな体験もあるが、夜中にPAで停留していたこと位しか記憶していない。
埼玉の親戚宅へ行くために利用したのだが、当時はまだ値段も高く(新幹線利用の半額程度)、敢えて夜行バスを利用する必要性はあまりなかったかもしれない。
高速バスを定期的に利用するようになったのは、勿論、コミケ参戦を始めたからに他ならない。
実家を出て、独り暮らしを始めて、夏冬のコミケに加え、前後にある赤豚社イベントやGWのオンリーイベントにも参加していた。
コミケの場合は、専用のツアーが各社から出ており、他の一般ツアーと比べて朝イチで並べるのが魅力だった。
値段は中部発だと6k程度。
夜行列車も値段は同じくらいなので、大人数の場合は「ながら」などの便を早期予約するツアーも組まれていた。
夜行列車よりもトイレや渋滞などの面で不安があるバスツアーは、それでも消灯や静かさ、アメニティグッズ(毛布やスリッパなど)で付加価値をつけていた。
当時はまだ価格競争も激しくなく、安くても5k台をキープしており、運転手は二名交代で、0時などの深夜出発が多かった。
ツアーにしても、出発地の地元会社が企画している場合が多かったと記憶している。
ネズミーランド行きのバスなんてのは随分昔からあった筈だ。
デフレスパイラルというか、価格破壊が起こったのはここ数年の話だ。
5k台が4k、3k、そして昨年は2k台にまで落ちた。
集合場所の案内人も減り、運転手が点呼を取るケースも増えていた。勿論、運転手は一人だけになった。
あまりにもバスツアーが多すぎて、集合場所にいたのに結局乗れなかったこともある。
出発時間は10分しか待ってくれないので、バスに遅れたら置いていかれてしまう。
その場合のキャンセル料はほとんど戻ってこない。
(ネットカフェで夜を明かして新幹線を使った・・・あの時は倍額掛ったね。)
流石に懲りて、たかが半額ならと新幹線を使うようになった頃もあった。
けれど、やはり高速バスに戻ってきたのはやはり脅威の安さ故、そして残席がいつでも確保できたことだろう。
後先考えずに、前日に予約、コンビニで代金を支払ってすぐに乗るなんてことができたのだから。
さすがに2kにもなると、一体いつ回収しているのか不審感を抱いたものだが。
実際、事前アナウンスでは乗り換えがあるとしていたにも関わらず、バスはそのままで現地まで行ったし、座席はガラガラなのも珍しくない。オフシーズンや上り下りの日程(曜日)で極端な価格差と混雑具合がみられた。
ハーベストのツアーは、安かろう悪かろうの典型であり、ごく普通の観光バス(寝心地は最悪、まず眠れない)を夜中に走らせて、休憩は2~3回しかなく、アメニティにしてもほぼ案内はなく運転席の側に積んであるだけだったと記憶している。
昼行便は安くてゆったりした座席が使えるのだが、いかんせん全く眠れない上に、到着後の交通手段や宿泊などを考えると、夜行のほうがお得な印象があるのも確かだ。
道路渋滞や凍結などによる遅れは織り込み済み、3時間も遅れれば、コミケに並びに行くにも遅すぎて・・・昼前に着くようにと喫茶店(マクドとかドトールとか)で時間を潰したりもしましたっけ。

報道を見るに、ハーベストが格安ツアーを組み楽天に載せて募集、下請けのあやしいバス会社に委託、バス会社が人手不足で日雇い、貧しい日雇い運転手が中国人向けツアーを手配しながら慣れないツアーに参加・・・と、皺寄せが末端に行きついた結果、いつかは起こる事故だったということでしょうか。
読売新聞を図書館で一気に読んできましたが、貧富の差というのはいつのまにここまで拡大していたのでしょうね。
記者は高速バスを知りもしませんでした。事故があって初めて高いバスの予約をし、ガラガラのバス(おそらくは事故によるキャンセルも多かったのではないか。高額ならなおさら・・・)に乗り、運転手の疲れた表情を描写して取材は終わり。
新聞記者さんってお金持ちなんだなぁと思わされましたよ。
規制緩和による値下げ競争、安全性の置き去り。一口にそう言いきってしまえるのはお金持ちだからじゃないでしょうか。
GW中にも貧富の差を目の当たりにした、そんな出来事がいくつかありました。
特に5日は唯一の五月晴れで、片道200円の都営路線バスには長蛇の列、そして満員バスを二回も見送った老婆と幼女の二人連れ、片やタクシーを使う人、諦める人、徒歩で向かう方々の姿も橋で見かけました。
お台場に着いてみれば、一日1500円の駐車料金・・・高額すぎるゆりかもめやりんかい線、ブランドショップの間に貧乏人向けのデフレ外食屋も見られました。
マクドナルドには長蛇の列、高級店はすぐに入れます。中国からの観光客用の看板が一番目立っていて、日本人向けには小さくて御洒落な案内図がある。
ガンダムだってそうです。DiverCityの壁面に映し出される映像やライトアップによる演出は以前のものよりも格段に凝ってはいましたが、巨大なビルやショッピングモールに比べてなんと小さく見えることでしょう。
古谷氏の「ガンダムフロント・・・TOKYO」という〆の言葉があまりにもチープで、公園のなかに佇んでいた前回と比較していまいち雄大さを感じられなかったのが残念です。結局常設になるのかな?
(まあ、前回のパンフでは核エネルギーについて熱く語っていたりとか、時代の変化もあるのでしょうけどね)

地方者にとって、高速バスツアーというものは東京に出るための安価な手段なのです。+ビジネスホテルの宿泊費が年に何回参戦できるかを決定しているわけです。どれだけ地方が安価な駐車場代・賃貸物件でメリットがあっても、交通費と宿泊費を込みにすれば東京で暮らした方が安く済むのかもしれません。
今回の事故に巻き込まれた方々のご冥福をお祈りしますとともに、行政・ツアー会社には高速バスの運営ができる最低限度の安全性確保をお願いしたい。
次回はイベントについて書きます。
  1. 2012/05/07(月) 22:58:47|
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